9/22/2014

めちゃイケがなぜ「終わってる」のか考えてみた

めちゃイケがピンチらしい。

「めちゃイケ」が3ヶ月間視聴率1ケタ 打ち切り秒読みか
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1809682.html

確かに土曜8時で視聴率1桁はきつい。今のフジテレビ(の社長)は、32年続いた笑っていいともを終わらせてる。来月で19周年になるめちゃイケが打ち切られてもおかしくはない。

そんな折、以下のような記事が目に止まった。

「めちゃイケ」の何が「終わってる」のかを解説するよ
http://yoppymodel.hatenablog.com/entry/2014/09/21/103930

めちゃイケが終わってるというのには同意する。でもひとつの回だけを取り上げても問題は浮き彫りにならないと思うし、何より指摘が間違っているように思う。


足柄の宣伝が6回ある点については、毎回紹介する中身が違うからそこまでしつこいようには感じない。足柄のサービスエリアの宣伝を他の地域の人が見る必要はあるのかと言っているが、東京のレストランを毎週紹介している番組はいくらでもある。足柄に行く気がないなら三ちゃんが足柄で頑張ってるという視点で観れば良い。

9割が再放送という点、(そもそも9割も行ってないと思うが)これは仕方がないものだと思う。次回のめちゃイケスペシャルはEXILEとの絡みがメインなので、EXILEと岡村隆史がどういう関係にあるかを知る必要がある。小学生中学生の子供たちは7年前のオカザイルを知らないかもしれない。めちゃイケを観ている子供の中でオカザイル・デブザイル・カブキザイルをすべて観た人はどれくらいいるのだろうか。

個人的には、再放送とか総集編があったとしても、それ以外の回のクオリティが高ければ気にしない。めちゃイケは放送回数が少ない。2014年1月4日に600回SP放送ということは年間35回程度しか放送していないことになる。それ以外の17週は野球や特番が放送されている。放送回数が少ないことで、ロケや新しい企画を準備する時間を確保してクオリティを高めている。トーク番組や毎回企画内容が同じ番組なら、準備にはさほど時間はかからない。だから今回の放送に対する嫌悪感は何もないし、番組スタッフが視聴者やスポンサーを舐めてるとは全く思わない。

という訳で、先に挙げた記事の内容に同意することはできないのだが、それでもめちゃイケは終わりが近いんだろうなと思っている。それはBPOの問題もあるし、18年間土曜のゴールデンをやっていった中で、色々なものが変わってしまったからだろう。

昔からのめちゃイケファンが良く使う言葉に「めちゃイケは昔ほど攻めてる企画がなくなった」というのがある。果たしてそうだろうか。少なくともレギュラーとスタッフは攻めの姿勢を維持していると思う。加藤浩次はAKB渡辺麻友の顔を蹴って殺害予告されるし、ゴールデンで酒豪決定戦をやってアルハラなんじゃないかと抗議されたりもしている。岡村は安全な笑いを追求するために生コンクリートまみれになっても大丈夫か検証している。それでも年々批判の声は強くなり、過激なシーンはなくなり、それに伴い笑いの幅が狭くなっている。

例えば現在のゲーム企画といえばめちゃギントンだが、初期のゲーム企画といえば七人のしりとり侍だった。罰ゲームでは野武士に文字通りボコボコにされていた。その暴力的なシーンが批判されてしりとり侍はなくなり、代わりに数取団が始まった。数取団では暴力が緩和され、罰ゲームでは相撲を取って吹っ飛ばされていた。山本圭一の降板で数取団が終了してからは、色とり忍者という新しい企画が始まった。罰ゲームは綱引きで池に落とされて粉まみれになるというやさしいものだった。そして現在のめちゃギントンでは、満員電車でもみくちゃにされるだけになってしまった。

尖らなくなってしまったのはめちゃイケではなく、視聴者の方ではないだろうか。

ナインティナインがMCを務める長寿番組と言えば、めちゃイケの他に、ぐるナイがある。今では高級レストランのメニューの値段を当てたり新人芸人を紹介する番組になってしまったが、昔はもっと尖っていた印象がある。マッハマン、逆回転マン、スター豪邸かくれんぼ、矢部催眠術(ハリケーン矢部ちゃん等)面白い企画がたくさんあった。でも新しい企画をする回数はどんどん減っていき、最終的にゴチになりますがメインの番組として落ち着いた。そのためか番組は20年以上続いている。挑戦的な企画は当たりの回もあれば外れの回もある。今回はどんなものが観れるんだろうという高揚感よりも、毎回安定したクオリティがあればいいという安心感の方が、今の時代は求められているのだろうか。

例えばもしガリタ食堂が視聴率15%を安定して取れたとして、毎週ガリタ食堂を放送してもめちゃイケは批判されるのではないだろうか。「冒険していないめちゃイケなんてめちゃイケじゃない」と。

個人的にはめちゃイケでやって欲しいことはやり尽くしたと思ってる。めちゃイケは岡村が中心にいて矢部がサポートし、他のレギュラーが応援するという構図だ。メンバーが変わらないと新しい企画も生まれにくい。ガキの使いも大晦日以外は視聴率が取れずに苦しんでいるが、主要メンバー5人(+2人)が変わらないので新しいことをやりにくい。とんねるずのみなさんのおかげでしたはおぎやはぎとバナナマンを気に入ってはいるけど、新しい芸人やタレントを使うようにして目新しさを保っている。未だに名物企画が生まれているのは凄い。

自分が「もうめちゃイケは限界だろうな」と思ったのはプロデューサーが中嶋PからカガリPに代わってからだ。カガリPはガリタ食堂を始めてサービスエリアやお台場のフードコートで成功を収めた立役者なわけだが、カガリPに代わってから昔の企画が増えた様に思う。爆裂お父さん、フジTV警察、オカザイル(デブザイル)、めちゃ日本女子プロレス、いろんな企画の再利用が増えた。そして面白かった。警備員の演出は今までのコンサート乱入では観られないものだったし、ヨモギダ最終章の岡村のメッセージは熱くなった。でもカガリPになってから、もう新しい名物企画は生まれないのかなとも思ってしまった。

面白い放送が山ほどあった。西城秀樹をキレさせる江頭2:50、SMAPコンサートで中居のソロパートを邪魔する岡村、ガレッジセールゴリとダンスバトルする岡村、まわし姿でハンバーガーを注文するスモウライダー、空から降る一億のタライ、生放送中に合コンする濱口、オカツネ会長、その他にも名物企画・キャラを挙げたらきりがない。でももう十分笑わせてもらったかな。できることならそろそろ終わりにして、ゴッドタンの様に視聴率を気にしなくて良い枠やネットでぶっ飛んだことをやって欲しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿